FP有料相談の正しい方法とは?

「有料相談」と「無料相談」。あなたならどちらを選ぶでしょうか?

 

もちろん、何事もお金がかかるよりかからない方がいいに決まっています。

 

多くの方が無料相談に心惹かれるでしょうし、事実世の中のあちらこちらで無料相談が開催されています。

 

ただし、これはあくまでも「両者の内容が同じであれば」という条件付きです。

 

結局のところ、無料相談とは何らかのセールスや売り込みに過ぎませんから、そのカラクリを見抜ける賢明な方の間でファイナンシャルプランナー(FP)への有料相談も少しずつ身近なものになってきています。

 

しかし、そんな中でもお客様からは「相談の仕方がわからない」とか「なにを聞けばいいかハッキリしない」などの相談に対する不安の声を聞こえます。

 

相談を受けるファイナンシャルプランナー(FP)としても、せっかくの有料相談です。お客様にはぜひ効率よく相談の時間を使っていただきたいというのが偽らざる本音です。

 

そこで今回は「“お金の相談”の専門家」ファイナンシャルプランナー(FP)が考える「正しい有料相談の方法」について触れてみたい思います。

 

言い方を変えれば、これは「どうすればあなたがFPを上手く使いこなせるか」ということでもあるはずです。


FPは何でも知っている…わけじゃない!

さて、それでは実際にファイナンシャルプランナー(FP)になにを相談すれば良いのでしょうか?

 

私は常々ファイナンシャルプランナー(FP)とは「“お金の相談”の専門家」だとお話ししています。

 

お金持ち相手の資産運用やお金儲けがその仕事ではなく、ましてや生命保険や証券等の金融商品を売ることを生業としているわけでもありません。

 

その意味では「お金に関することはなんでも聞いてください!」と声を大にして言いたいところですが、残念ながらそうもいきません。

 

ファイナンシャルプランナー(FP)にだってもちろん知らないこともあるのです

 

こんなことを言うと不勉強の謗りを免れないかもしれませんが、誰であれ許された時間や労力は有限です。知識にも優先順位をつけなければ、結果として何事にも中途半端な対応しかできないでしょう。

 

正直に白状すれば、私にも苦手とするお金の話があります。

 

私がご相談の時に聞かれて困ること。それは「細かいお金の話」です。


「細かいお金の話」はどーでもいい!

「ポイントが貯まりやすいクレジットカードはどれですか?」
「おすすめの格安スマホはどれですか?」
「一番安くなる電力会社はどこですか?」
「お得なキャッシュレス決済はどの会社ですか?」

 

ご相談時にこんな「細かいお金の話」になることがあります。

 

確かにどの質問をとっても日々の生活の中で気になる話題でしょう。せっかくの機会ですから、相談の時にファイナンシャルプランナー(FP)に聞いてみたくなる気持ちもよくわかります。

 

もちろん、各社プランに違いはあると思います。相談時間のほとんどを費やして、その違いを追求することもできるはずです。

 

しかしながら、誤解を恐れずに言えば、そんなことは“どーでもいい話”です。

 

ここで言う“どーでもいい”とは、「コストに見合わない」という意味に他なりません。


“時間”も“労力”も限りある大切なコスト!

誤解の多い点ですが、「コスト」とはなにも金銭的なものだけを示すものではないのです。

 

既に触れた通り、誰にとっても「時間」や「労力」は無限ではありません。全ての人が限られたお金・時間・労力をやりくりして生活をしています

 

その意味で少し極端な言い方をすれば、その人の生活の質は「持っているコストの使い方で決まる」と言っても過言ではないはずです。

 

時間的労力的なコストをかけて細かいお金の話を調べても、その見返りとして得られるのは月にわずか数十円〜数百円に過ぎません。あるいは今しか効果のない、あくまでも一時的な話でしかないでしょう。

 

それは、あなたが細かいお金の話を調べるの使ったコストに見合うことでしょうか。その時間と労力をもっと他のことに使った方が良いということはないでしょうか。

 

ファイナンシャルプランナー(FP)に有料相談をするなら尚更です

 

その質問はお金を払ってまでするような内容でしょうか。もっと他に聞いておくべき大事なことがあるのではないでしょうか。


「やらないよりマシ」という考え方の落とし穴

そうしたお話をすると、「それでも何もやらないよりマシだ」と言う人がいます。

 

その主張は一理あるように思えますが、実はこの考え方には大きな落とし穴が潜んでいます

 

繰り返しになりますが個人が持つコストには限りがあり、些末なことに時間と労力を取られてしまうと、もっと肝心なことが疎かになる可能性が高いからです。

 

例えば、ライフプランのご相談を受けた時にこのままでは老後資金が足りなくなるケースがあったとします。

 

このようなライフプラン自体が成立していない状態で、どこのカードがポイント還元率が高いという話をしても意味がありません。

 

どんなに還元率の高いカードを使ったとしても、そのことが老後資金問題の解決につながることは決してないでしょう。

 

例えるならそれは、沈没しかけている船の中で「何もしないよりマシ」とコップで水を掻き出す行為と同じです。

 

それがいかに“どーでもいい”行為かは、議論の余地さえないはずです。


「木を見て森を見ず」にならないために

人生という長く大きな流れの中では、「お金」というものを大枠で考えることが大切です。

 

目先の損得ばかり気にして全体像を見失うようでは、それこそ「木を見て森を見ず」という事態になりかねません。

 

そうした状況に陥らないためには、本当に大事な「マネープランの基本的な土台作り」にこそ、「“お金の相談”の専門家」であるファイナンシャルプランナー(FP)を上手に使っていただきたいと思います。

 

下世話な表現になりますが、それが一番効率的に有料相談の元を取る方法とも言えるでしょう。

 

せっかくの有料相談です。

 

コンサル費用だけでなく、あなたの大事な“時間”も“労力”も使っていただいているのですから、ぜひ質の高い内容にして「相談してよかった」と思って帰っていただきたいと切に願っています。


(2020/02/19 文責:佐野純一)

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